お葬式の豆知識

ア行

<ア行>のことば

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■阿経忌 /あきょうき

四七日(よなのか)のことをいいます。
四七日とは故人の死後、二十八日目に行われるお七夜(おしちや)の法要・追善供養のことです。
お七夜は七日毎に行われるため、近年では僧侶は招かずに身内だけで供養したり、省略することが多くなっています。
省略する場合でも、忌中は線香やろうそくの火を絶やさないようにします。
また、地方によっても習慣が違い、七日ごとに行うお七夜はせずに、初七日の次は四十九日、または三十五日の法事のみを行うといった地域もあります。

 

 

■後飾り /あとかざり

葬儀が終了し、四十九日法要が行われる忌明けまでの間、ご遺骨を安置する祭壇のことを、「後飾祭壇(あとかざりさいだん)」といいます。
後飾りをする場所は、仏壇があれば仏壇の前に、仏壇がなければ部屋の北もしくは西に置くのがしきたりとなっています。
祭壇は二段か三段の小さな机などに白い布をかけてつくり、上の段にご遺骨を安置し、下の段に遺影や位牌、香炉、燭台(しょくだい)、線香、お供え物やお供えの花、おりんなど を置くようにします。
四十九日法要が終わると後飾祭壇は必要なくなりますので、不要になった祭壇はご遺族の手で処分していただいても問題ありません。
ゴミとして処分することに抵抗がある場合は、有料になりますが、仏壇専門店に依頼すれば適切に処理してもらえます。
四十九日まで供養してきた白木位牌は菩提寺に返します。
新たに位牌を準備し、ご住職に「魂入れ」をしていただいた後、仏壇に入れて供養します。

 

 

■案 /あん

神式のご葬儀に使用される白木でできた小机や台のことをいいます。
玉串(たまぐし)を乗せるための「玉串案」、お供え物に当たる食物を乗せる「餞案(せんあん)」と、上に乗せるものによって呼び名が変わります。
仏式でいう「枕飾り(まくらかざり)」にあたるものを、神式では「枕直し(まくらなおし)」と呼びます。
この枕直しに必要なものを置く小机を「八足案(はっそくあん)」といいます。
「八足案」は、左右4本ずつ、合計8本脚になっているのが特徴であるといえます。
この机の上には榊を飾り、米、水、お神酒を供え、このほかに守り刀と呼ばれる小袋に入れた小さな刃物を置きます。
「常饌(じょうせん)」と呼ばれるお供え物は、生前故人が使用していた茶碗などの食器に故人が普段から食べていたものをお供えします。
神道では、故人が好きだったものであれば、肉や魚などをお供えしてもまったく差し支えありません。
この枕直しが整えば、氏子(うじこ)になっている神社に連絡を取ります。

 

 

■安置 /あんち

故人が亡くなり葬儀の日までご遺体を寝かせておくことをいいます。
ご遺体の安置場所としてはやはりご自宅が多いようです。
しかし、何らかの理由で葬儀まで時間がかかる場合や住宅事情によりご自宅で安置できない場合は、葬儀式場や火葬場の霊安室でご遺体を安置することもできます。
また、ご遺族も一緒に宿泊することができるサービスを提供する葬儀社もありますので、相談するとよいでしょう。
納棺までの間、ご遺体は頭を北に向けて寝かせる「北枕(きたまくら)」で安置します。
北を向いて寝ることが死者を意味するようになったのは、仏教の祖であるお釈迦様が入滅(死)の際、頭を北に向けていたことに由来しています。
住宅事情により北枕で安置できない場合は、極楽浄土があるといわれる西に頭を向けて安置しても問題はありません。

 

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■遺影     /いえい

亡くなった人を偲ぶために、故人の生前の姿をうつした写真や肖像画のことを「遺影(いえい)」といいます。
葬儀で祭壇に飾る遺影は、ご遺族が生前の写真の中から選んだものを 25.4cm×30.5cmの四つ切サイズに引き伸ばしたものを使います。
最近は、写真の加工技術が進み、集合写真から故人だけを抜き取ったり、背景を変えたり、服装を修正したりできるようになりました。
これまではモノクロの遺影が一般的でしたが、故人の生前の自然な姿そのままを偲ぶことができるようにとカラー写真が使われることも多くなり、額も自由に選べるようになりました。

 

 

■家墓     /いえはか、いえばか

先祖代々受け継がれている墓のことをいい、「○○家先祖代々墓」や「○○家乃墓」などの家名が刻まれています。
一般的には家長や長男が家墓を継ぎ、家を代表して供養や墓の管理をします。
しかし、少子高齢化が進む現代の日本では、墓を継ぐ人のいない家族や、宗教の多様化などを背景に、家墓に対してひとり用の「個人墓(こじんぼ、こじんばか)」も増えてきました。

 

 

■遺骨迎え          /いこつむかえ

葬儀と火葬が終わり、遺骨になった故人を自宅に迎え入れることをいいます。
自宅の後飾祭壇に遺骨を安置し、僧侶にお経をあげていただき、遺族が焼香します。
中には寺院で「遺骨迎え」をする場合もありますし、宗派によっては後飾祭壇に安置することなく、すぐに仏壇に納める場合もあります。
火葬場から戻ってきた遺族は、火葬場に同行しなかった遺族以外の人に、ひしゃくで水を汲んで両手を洗い清めてもらい、肩から背中にかけて塩をふってもらう「お清め(おきよめ)」をしてもらってから家に入ります。
宗派によっては、塩を踏む「踏み塩(ふみじお)」をして自宅に入る形もあります。

 

 

■遺産     /いさん

亡くなった方が生前に所有していた預貯金や土地・家・証券など、経済的な価値のあるもので金銭に換算できるものを「遺産(いさん)」といいます。
故人がもっていた電話加入権や著作権なども遺産と考えられます。
また、死亡保険金や死亡退職金などは相続財産として考えられます。
亡くなった方の財産は、民法などの法律で配偶者・子供・兄弟等へと相続されます。
死亡届が提出されると、亡くなった方の預貯金は「遺産」となり、遺族であっても相続の手続きをしない限りは銀行等の金融機関から引き出すことができません。

 

 

■遺族     /いぞく

亡くなった方の遺された家族のことをいいます。
亡くなられた方が独身や未成年などであればその親や兄弟姉妹などの親族が、既婚者であればその配偶者・子供・孫・配偶者の家族が一般的に「遺族」と呼ばれています。
しかし、法律の改正によって「遺族」の考え方が変わりつつあります。
恩給の支給を定めた「恩給法」では亡くなった方の配偶者や子供、その父母兄弟姉妹が「遺族」となります。
労働基準法ではその労働者が死亡した当時、生計を共にしていた内縁関係の配偶者も「遺族」として考えられるようになりました。

 

 

■遺体     /いたい

亡くなった方の体を指します。
死体、亡骸、遺骸などともよばれますが、丁寧な言い方として、「遺体」ということばを使うのが一般的です。
また、死亡についての報道では、身元不明の場合は「死体」、身元が判明している場合は「遺体」というように使い分けられています。
しかし、最近は、「遺体」の方が人格を尊重した言い方であると一般的に認識されていることから、身元が判らない場合も「遺体」を用いられるようになってきました。

 

 

■遺体移送          /いたいいそう

遺体を自宅などの安置場所まで搬送することをいいます。
遺族が自家用車等で搬送しても問題はありませんが、葬儀社に寝台車(遺体搬送車)を手配してもらう方が安全です。
病院で亡くなった場合は、医師の作成した「死亡診断書」がないと外へ運び出すことはできません。
あらかじめ葬儀社を決めておくのが理想的ですが、葬儀社が決まっておらず、手配を急がなければならない場合は、病院と提携している葬儀社を紹介してもらうこともできます。

 

 

■一膳飯  /いちぜんめし

亡くなられた方を安置し、「故人がこの世で最後の食事をする」という意味をこめて、枕飾り(まくらかざり)祭壇にお供えするもののことをいいます。
「一膳飯(いちぜんめし)」は「枕飯(まくらめし)」ともいわれ、亡くなられた方が生前使っていたお茶碗にご飯を丸く大盛りによそい、同じように生前使用されていたお箸をご飯の真ん中に垂直に突き立ててお供えします。
お茶碗に盛られたご飯は魂をあらわしており、お箸は霊魂の依り代と考えられています。
一膳飯は必ず新しいお米を一合炊いてつくります。
炊飯ジャーなどに米一粒も残らないように、すべてのご飯をお供えします。
これは「亡くなった方のために用意したご飯で、生きているものの食べものではない」という意味に由来しています。
一膳飯に関してはいろいろな考え方もありまた、宗派や地域によっては一膳飯をお供えしないというところもあります。

 

 

■一蓮托生          /いちれんたくしょう

「托生(たくしょう)」とは仏教語で身を寄せて生きることという意味で、死後、共に極楽に浄土して蓮華の(れんげ、はす)花の上に生まれ変わることを「一蓮托生(いちれんたくしょう)」といいます。
これが転じて、今では、物事の善悪や結果のよしあしに関係なく、行動や運命を共にすることをいうようになりました。
仏教には欠かせない花として思い浮かべられることが多い蓮の花は、泥水の中で生息し、綺麗な花を咲かせます。
この泥水を私たちが生きている俗世間と考え、その中で美しく咲く蓮の花は、悟りの境地を象徴しているといわれています。
周りから見ると汚い泥水の中ですが、蓮の花はそんな環境でしか生息することも綺麗な花を咲かすこともしません。
私たち人間は、多く悩み苦しむドロドロの一生をかけて勉強し続けるからこそ、悟りへと導かれるのだという考えから、蓮の花は「神聖な花」として扱われています。

 

 

■一周忌法要      /いっしゅうきほうよう

故人が亡くなってからちょうど1年後に行う法要のことを「一周忌法要(いっしゅうきほうよう)」といいます。
自宅や寺院で、菩提寺の僧侶から読経をいただき、焼香、法話、会食という流れで行います。
一周忌法要のときにお墓参りをするのが一般的で、遺族の方々はこの法要を持って「喪あけ」となります。
一周忌法要は「祥月命日(しょうつきめいにち)」に行うものですが、どうしても難しい場合は、必ず命日より前に行ってください。
日程が決まったら菩提寺に法要の依頼をし、遅くとも法要の1か月前までには参列していただきたい方々に連絡を取りましょう。
法要での会食は、以前ほどこだわりは強くありませんが、法要にふさわしいものを出すほうがよいでしょう。
会食前に僧侶が退席される場合は、「御膳料(おぜんりょう)」を用意し、「お車代(おくるまだい)」と一緒に渡します。
「お布施(おふせ)」の金額には決まりがありませんが、それまでの菩提寺との付き合い方でおのずと金額はわかってくるでしょう。
また、併せてお墓参りもしますので、墓掃除も忘れずにしておきましょう。

 

 

■位牌     /いはい

元々は中国の儒教(じゅきょう)に由来するもので、鎌倉時代に禅宗の僧が日本に持ちこんだといわれています。
位牌は、表に「戒名(かいみょう)」を刻み、裏に「没年月日」、「享年(きょうねん)」、「俗名(ぞくみょう)=生前呼ばれていた名前」を刻みます。
葬儀が終了し、四十九日法要が終わるまでは白木の「仮位牌(かりいはい)」を使います。
四十九日法要が終わるまでに黒い漆塗りの「本位牌(ほんいはい)」を準備し、菩提寺の僧侶に開眼供養(魂入れ)をしてもらいます。
四十九日法要まで使用していた白木の位牌は、菩提寺に預かっていただくのが一般的です。
宗派によって異なりますが、仏壇に位牌を納める場合、ご本尊より下段というのが基本になります。
位牌には故人の魂が宿るといわれておりますので、いつも丁寧な手入れを心がけるようにしましょう。

 

 

■以芳忌  /いほうき

中陰の期間に行われる四十九日のうちのひとつで、二七日(ふたなのか)ともいいます。
二七日と言っても27日後ではなく、二×七=14日と言うように数え、亡くなった当日を含めて14日目のことをいいます。(関西では亡くなった日の前日を含めて数える場合もあります。 )
四十九日までは七日ごとに法要を行いますが、初七日や四十九日は遺族のほか、親族・友人などが参列するのに対し、以芳忌(いほうき)は遺族だけで供養します。
僧侶の読経・焼香は省略されることが多いようです。

 

 

■忌みことば         /いみことば

不幸が続くことを連想させるため、葬儀や結婚式の場面で使用を避けることばをいいます。
忌詞、忌ことば、忌み詞ともよばれます。
葬儀をはじめ、お通夜、告別式でも使ってはいけないことばとされています。
葬儀での忌みことばの例としては、重ね重ね・たびたび・重々・いよいよ・ますます・追って・再び・続く・追って・再びなどがあります。
また、死ぬ・死亡などの直接的な表現も控えるのが一般的です。

 

 

■忌払い  /いみばらい

本来の意味は、「忌明けの四十九日までは殺生をせず、肉や魚を食べずに過ごし、忌明けに一般の食事に戻ること」ですが、今では、葬儀の時に、お世話になった方や参列してくださった方にお礼の意味を込めて設ける食事の席や料理のことをさすことばとして使われています。
「精進落とし(しょうじんおとし)」とも呼ばれます。

 

 

■忌む     /いむ

縁起が悪いものとして避ける、嫌って遠ざけることをいいます。
「喪中」、「忌中」はいずれも故人を追悼し、身を慎む期間をさしますが、少し意味が違います。
「忌」には、親族の不幸で元気がなくなった「気枯れた状態」なので、外の人たちと接触することを慎みなさいという強制の意味があります。
「喪」には、故人を偲び、自分の意思で行動を慎むという自制の意味があります。

 

 

■院号     /いんごう

社会的に大きな貢献をして功績を残した人や身分や地位が高い人、寺の建立などを行って寺院に尽くした人に贈られる特別な「戒名(かいみょう)」のことをいいます。
院号の最高位は「院殿(いんでん)」、その次が「院(いん)」となります。
位牌に書かれる戒名は、いくつかの漢字の並びになっています。
本来は「あの世に行けば身分の高低など関係なくみな平等」という考えから、すべて漢字2文字でした。
その後、「院号」、「道号」、「位号」が加わり文字数も増えましたが、総称としてすべて「戒名」と呼びます。
「□□院殿△△○○居士」という戒名の場合、□□院殿が「院号」で、△△が「道号」、○○が「戒名」、居士が「位号」になります。
「道号」は仏教を会得した特別な人に贈られる尊称で、中国から伝わり、日本に入ってから戒名の上に付けられるようになりました。
戒名の下に付けられる「位号」は性別や年齢を表しています。
戒名は亡くなった方の生前の行いに対して贈られる名前ですので、文字数が多ければ成仏しやすいなどというのは迷信です。

 

 

■インターネット葬  /いんたーねっとそう

葬儀会場の様子をインターネット中継し、葬儀を見守るサービスです。
故人と親しい間柄でありながら、遠方に住んでいる場合や、ケガなどで入院している場合など、さまざまな理由から葬儀に参列できない場合、パソコンの向こうから中継される葬儀を見守りながら故人の冥福を祈ることができます。

 

 

■引導     /いんどう

説法等で「仏の道に引き導くこと」をいいます。
本来は、生きている人に対して説法として話聞かされたことばでしたが、今では、亡くなった方が成仏し、悟りを持って浄土へ旅立ち、仏の道に導かれてほしいという思いをこめて使われています。
葬儀の際に行われる「引導渡し(いんどうわたし)」は、読経がすべて終わった後に僧侶から読み上げられます。
これは、亡くなった方に対して「あなたはもうこの世での役目を充分に果たしました。
もうこの世のことに煩わされることなく、その迷いを断ち切って、迷わず浄土へ向かい、仏道に帰依(きえ)しなさい。」という意味合いをこめたことばを贈るものです。
引導渡しの作法は、宗派によりさまざまな形がありますが、亡くなった方を弔う(とむらう)葬儀の中では最も重要な過程になります。

 

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■氏子    /うじこ

神道を信仰している信者のことを総称して「氏子(うじこ)」といいます。
「氏神様に護られている子」という本来の意味が転じて、同じ神社を信仰する地域に住まいを持ち、氏神様を崇敬するすべての人々のことをさすようになりました。
氏子が臨終を迎えて故人となったらすぐに神社に連絡を入れ、葬儀の準備をします。
仏教とは異なり、神道の葬儀は、氏子である故人が生まれ育った土地を守護している神様がいらっしゃる神社で行います。
しかし、すでにその土地を離れている場合は、今住んでいる土地の神社に連絡します。

 

 

■産土神社          /うぶすなじんじゃ

その人が生まれた土地を守る神が祀られている神社のことをいいます。
仏教でいうと菩提寺にあたります。
そこには「産土の大神(うぶすなのおおかみ)」と呼ばれる、その土地や人々を守護している神様がおられます。
産土の大神は生まれた土地や故郷に宿っており、産土神社は自身が生まれた時に両親が住んでいた自宅周辺にあります。
自身のルーツとなる最も身近な神様として知られています。

 

 

■打敷     /うちしき

打敷(うちしき)というのは仏壇の中に敷く敷物のことをいいます。
宗派によって打敷の形は三角形や長方形と違いますが、普段この打敷を仏壇に使うことはありません。
打敷を飾るのは、正月、お彼岸、お盆、法要のときと決まっており、仏壇の正装と考えてよいでしょう。
仏前の三具足を置く敷物として使われている由来は、お釈迦様が説法をされているときに敷物として用いた布を、お亡くなりになられた後、卓の敷物として利用したことだといわれています。
打敷には金糸銀糸で華やかな刺繍を施してあるものがありますが、これは、極楽浄土や仏教の世界を目に見えて表す手法として用いられるものです。

 

 

■宇宙葬  /うちゅうそう

あまり想像がつかないかもしれませんが、すでに数百人の方が「宇宙葬(うちゅうそう)」をあげておられます。
宇宙葬といっても、ご遺体をロケットに乗せて打ち上げるのではありません。
遺骨の一部を入れた特殊なカプセルを乗せたロケットを、地球を周回する軌道に乗せるもので、最終的には大気圏に突入した時点で完全に消滅。
カプセルに入れられた遺骨は完全に宇宙の一部になります。
打ち上げ高度によっても変わりますが、ロケットは数年~数百年の間、地球を周回します。
その間、故人は遺族を宇宙から見守っていることになります。
宇宙葬の費用は約100万円。
セレモニーや打ち上げの様子を撮影したビデオと宇宙葬証明書を受け取ることができます。
また、別料金ですが、遺族の手によってロケットを打ち上げることもできます。

 

 

■盂蘭盆会          /うらぼんえ

7月13日~16日まで、もしくは8月13日~16日までの4日間、「盆棚づくり(ぼんだなづくり)」をして先祖の霊をお迎えし、供養する期間を「お盆」と呼び、その正式名称を「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といいます。
「盂蘭盆会(うらぼんえ)」は、サンスクリット語で「逆さ吊り」という意味があり、「ウラバンナ」を漢字で書き表したことばです。
「餓鬼道(がきどう)に落ちた母親を救いたい」という弟子の相談を受けたお釈迦様は、「7月15日に多くの僧侶を招き、たくさんのお供え物で供養すれば救われる」と弟子に伝えました。
弟子はその教えに従い、母親を救ったという話に由来し、盂蘭盆会は「逆さ吊りにされた苦しみから救う供養」をさすことばになりました。

 

 

■上机     /うわづくえ

中型・大型の仏壇に「三具足(みつぐそく)」のほか、仏飯や茶湯を入れる器を置くための小さな机のことをいいます。
「上卓(うわじょく)」ともよばれます。
宗派による違いはありますが、三具足とは、「花立(はなたて)」、「香炉(こうろ)」、「燭台(しょくだい)」それぞれひとつずつのセットのことをいいます。
仏壇に向かって左から花立・香炉・燭台の順で置きます。
「花立」に活けた花は、天に向かい生き生きと咲く姿から清らかで美しい心をあらわし、「香炉」で線香をたくことで心身を清め、「燭台」のろうそくの灯明は仏様の智彗(ちすい)に見立てているといわれています。

 

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■永代供養信託   /えいたいくようしんたく

海外移住などの理由で供養を続けることができない、跡継ぎがいないというような場合、信託銀行との契約で、契約者の死後、供養を続けるための費用を菩提寺に払い込む制度のことをいいます。
永代供養信託を使いたい場合は、遺言書をつくり、信託銀行へ管理を依頼します。
信託銀行は、相続人から死亡通知を受け取ると、遺言執行人として遺言である永代供養の設定に入ります。
永代供養信託を利用すると、故人の財産は寺院へ寄贈する公共事業になるので相続税はかからなくなります。

 

 

■永代供養          /えいたいくよう

何らかの事情で供養ができない場合や後継者がいない場合、寺院や業者が代わって、永代にわたり供養・管理をすることをいいます。
「永代(えいたい)」といっても永遠という訳ではなく、10~50回忌までの間で供養・管理してもらえる期間を設定するケースが多いです。
核家族化や少子化に伴ってできた供養のスタイルですが、最近は無縁死する人が多いことから、永代供養の需要や関心が高まり、生前から永代供養を希望する人も増えています。

 

 

■永代供養墓      /えいたいくようぼ

合祀墓、合同墓、合葬墓、合葬式納骨堂などとも呼ばれます。
墓石はなく、他の方の遺骨と一緒に合同の納骨室に安置されるため、一般的なお墓参りはできません。
費用は30万円から50万円で墓のタイプや納骨方法によって金額が変わってきます。
納骨後、お寺が行う供養は、お盆、彼岸の合同供養、祥月命日供養、回忌供養等です。
供養・管理に関しては費用に含まれているので、その後の支払いは一切ありません。
しかし、生前申し込みをした場合、年会費や維持管理費を支払うところが多いようです。
また、「無宗派、宗派問わず」となっている永代供養墓であっても、檀家になることを条件としている寺院等もありますので、契約内容をよく確認しましょう。

 

 

■永代使用          /えいたいしよう

墓地の場所を使用する権利を示すことばです。
「永代(えいたい)」ということばが使われていますが、これは永久的な使用が許可されるという意味ではなく、承継者がいる限りは無期限で使用できるという意味です。
また、土地を買うのではなく、あくまでも「借りる」だけです。
墓地の使用者は永代使用料を支払いますが、土地自体は借り物ですので、他人に転貸・転売はできません。
近年は単に「使用権」と呼ばれることが多くなってきています。

 

 

■回向     /えこう

死者の安らかな成仏を願って供養や法要を行うことをいいます。
「回り差し向ける」という文字通りの意味は、僧侶や自分たちの読経が善行となり、それらによって修められた功徳(くどく)を、死者の霊に向けて分け与えるということを示しています。
読経のあとに唱える「回向文」は、仏様をたたえ、先祖に感謝し、功徳を他の人にも回し向けることを祈る文のことをいいます。
この回向文を唱えた後、各宗派の仏様の名前を唱えます。

 

 

■エコ葬儀      /えこそうぎ

環境に配慮した地球にやさしい葬儀のことをいいます。
葬儀では、従来のものに比べてCO2排出量が少ない「エコ棺」や「エコ線香」などを使用します。
「棺」というとどうしても木製と思ってしまいますが、「エコ棺」は燃焼時間を短くした紙製の棺です。
紙製といっても、布がかけられており、紙とは思えない立派なものになっています。
日本の火葬率はほぼ100%ですから、「エコ棺」で火葬時間を10分~15分程度と短くて済ませることができ、排ガスも木製の棺に比べ三分の一で済ませることができます。
費用は木製の棺に比べ少々高くなっていますが、これは売上の一部が森林再生事業のために寄付されるからです。
エコに賛同する人が増えれば、近い将来、当たり前のようにこの「エコ棺」が使われるようになるかもしれません。

 

 

■エンディングプラン        /えんでぃんぐぷらん

自分の人生をどのように終えたいか、自分らしい最後を締めくくるにはどうすればよいかを考えることをいいます。
家族や身の回りの世話をしてもらう方にどのような治療や介護を望んでいるのか、自分の考えを書き残すものが「エンディングノート」です。
エンディングプランの重要なポイントは、自分がどのようにして生き、自分らしい最期を迎えるかを明確に示すことです。
葬儀や自分の最期の治療などについて、家族と話し合う機会はそうないものです。
自分らしく最期を迎えるためにもエンディングプランを立てておきましょう。

 

 

■エンバーミング(遺体衛生保全) /えんばーみんぐ(いたいえいせいほぜん)

遺体の修復や消毒、殺菌、腐敗処理(ふはいしょり)などの技術のことをいいます。
長期間の闘病で生前の元気だった頃の面影がなくなったり、事故で傷があったり、葬儀まで日数があり遺体の状態が心配される場合などにこの技術を施してもらうよう依頼をされる方が多いようです。
遺体の体液と薬液を交換することにより、全身の消毒と腐敗防止をするので専門業者に依頼することになります。
欧米では土葬が基本なので、腐敗や感染症を防ぐためにこの処理が行われます。
現代の日本では火葬までに時間がかかる場合や、遺体保冷庫では状態を維持できない場合などに行われます。
このエバーミング技術が施されるようになってからは、生前の元気な姿のまま最後のお別れができるようになりました。
最後のお別れほどよい形でしたいと思う人々の考えから、今後、日本でもさらに広がっていくでしょう。

 

 

■遠方忌  /えんぽうき

十三回忌のことです。

 

 

■閻魔帳  /えんまちょう

亡くなった者たちの生前の名前、生前の罪悪などの行動について閻魔様(閻魔大王)が記録し管理している帳簿のことをいいます。
この閻魔帳に名前が記された時点で死者として扱われると云われていることから、死者の籍「鬼籍」とほぼ同一の意味で使われています。

 

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■御会式  /おえしき

日蓮の忌日に行う法会をいいます。
10月12日、13日に行われ、身延山久遠寺を初め、全国の日蓮宗寺院で盛大に行われます。

 

 

■お剃刀  /おかみそり

お葬式の際、導師が死者に対し、戒を授けて髪を剃る儀式で、「帰敬式」ともいいます。
「お剃刀」の儀式は、本来は戒師が出家する者に戒を授けて髪を剃るものですが、この場合は在家の者が対象で、門主や管長が髪に剃刀をあてる真似をして仏門に帰依した証とする儀式になります。
これは、釈迦が太子であったときに発心し、城を出て仙人のところに行き、自ら利剣をもって、髪を切ったことに由来しています。

 

 

■お経     /おきょう

正式には「一切経(いっさいきょう)」といい、今から2600年前のインドでお釈迦様が多くの人々のために説法を行ったものを弟子が書き残したもので、その数は7000巻あまりあるといわれています。
その後、インドから中国へ伝わり、中国で漢字で書かれたものが日本に伝わってきたため、日本のお経も漢字で書かれています。
私たちが「お経」を耳にするのは葬儀のときや一周忌などの法要のときぐらいしかありません。
そのため、お経は「亡くなった方」のものと考えてしまいがちですが、お釈迦様が説法をしてまわったのは「生きている方」に教えを説くためです。
お経の内容は、悩み苦しみながら生きている人間のために、お釈迦様が「善い方へ」導くために行った説法を弟子がまとめたものであり、死者に対してのためのものではないのです。

 

 

■お清め   /おきよめ

忌まわしい「死」から自分の身をまもり、けがれを祓うために体に塩をかけることや、葬儀や通夜のあとに参列者に出す飲食のことをいいます。
まだ医学が未発達だったころ、死は伝染するものと考えていたことや、不衛生な環境で遺体が何かしらの伝染病のもととなっていたことから、死を恐れた人々が死を忌まわしいものと考えたことから、現在でもその名残として塩で「お清め」をするといわれています。

 

 

■奥津城  /おくつき

神道のお墓のこといいます。
線香は供えませんが、米、塩、水、酒、榊と生前故人が好きだったものをお供えし、拝礼します。

 

 

■御車代  /おくるまだい

葬儀に必要な費用のうち、葬儀会場や自宅へ僧侶が足を運んでくれたことに対しての交通費としてお渡しするのを「御車代(おくるまだい)」といいます。
渡し方は、表書きをした半紙か白い封筒に包んで、文字を相手が読めるように渡しますが、このとき小さなお盆にのせ、菓子折りなどと一緒に渡します。
決して手渡しをしないようにします。

 

 

■お納の式          /おさめのしき

火葬場についたら、火葬炉の前に柩を安置し、「お納の式(おさめのしき)」を行います。
お納の式は、僧侶の読経がはじまり、読経の中、焼香を行い、遺族による本当の最後の別れが行われます。
火葬場によって作法が違います。
お納の式が終了すると柩は火葬炉に納められます。
この時は火葬場にいる全員が合掌してお見送りをします。
心から大切にしていた人の柩が火葬炉の中に消えていくのを目の前で見ていると、抑えきれない感情と精神的苦痛に耐えきれなくなる遺族も多く見られます。
周囲の人はしっかりと支えてあげるようにしましょう。
火葬を待つ間、自宅へ引き上げる場合と火葬場の休憩室などで待つ場合があります。
地域によっても異なりますが、火葬場の休憩室で待つ場合は、お菓子やお酒を用意したり、お昼時なら食事の準備もしておきましょう。

 

 

■御膳料  /おぜんりょう

葬儀に必要な費用のうち、僧侶が会食を辞退された場合や、御膳をつけない場合にお渡しするのを「御膳料(おぜんりょう)」といいます。
渡し方は、表書きをした半紙か白い封筒に包んで、文字を相手が読めるように渡しますが、このとき小さなお盆にのせ、菓子折りなどと一緒に渡します。
決して手渡しをしないようにします。

 

 

■お題目  /おだいもく

日蓮宗で唱える「南無妙法蓮華経」の七字のことをいいます。
これは「法華経」に帰依するもので、万人の成仏を実現しようとする教えを説いたものです。
「法華経」には、地球上のすべての生物には平等に「仏の心」が宿っているとされています。
人だけでなく、動物や植物、大地までにも「仏の心」はあり、生きとし生けるもの、生命のすべてが仏さまに感謝し、合掌することが「南無妙法蓮華経」、つまり「お題目」の世界です。

 

 

■お斎     /おとき

一周忌などの法事が終わって、僧侶や参列してくれた人たちをもてなすための食事や会食の席のことをいいます。
「お斎(おとき)」を行わない場合は、料理をパック詰めや折り詰めにし、持ち帰っていただくようにします。
そのとき、菓子折りや引き出物、お酒などを一緒に渡す地域もあります。
本来の「お斎(おとき)」は「不殺生(ふせっしょう)」という戒律を守って作られた食事のことをいい、命を奪わないというところから肉や魚などを使った料理は出されることはありませんでした。
しかし、最近では、法事を自宅や寺院で行い、その後レストランや料亭などに移動し会食することがあります。
そのため食事の内容も、本来の「お斎(おとき)」の意味からはかなり変化してきています。

 

 

■御文     /おふみ

浄土真宗の法事の際に読唱される文章のことをいいます。
特に真宗大谷派でこのように呼びます。

 

 

■お別れ会       /おわかれかい

新しい葬儀の形として行われるようになったものです。
葬儀は遺族や親族など近親者のみで行い、その数時間ほど後に、故人の友人や知人、会社関係の方々などに追悼していただく「お別れ会」を設けることがあります。
亡くなった方に「お別れを告げる会」なので「告別式」のひとつと考えてもいいでしょう。
「お別れ会」は宗教に捉われずに行われ、亡くなられた方が好きだった音楽をBGMとして流すなど、故人の趣味などを中心にした会にすることができます。

 

 

■お別れの儀        /おわかれのぎ

葬儀、告別式のあと、火葬場へ向かう出棺の前に、遺族や近親者が亡くなった方に花を手向けたり、お別れを告げることをいいます。
このとき柩に入れる花を「別れ花」といい、お供えに使われた花の茎を短く切って使用します。
地域によっては、茎を切らずに長いままの花を柩に納めるところもあります。
花と一緒に、故人が生前に愛用していたものなども柩に納めます。
但し、アクセサリーやメガネなど、燃えにくいものは遺品として手元に置くようにしましょう。
「お別れの儀」が終わると柩のふたに釘打ちをします。
遺族にとっては、偲びがたい悲しみがこみあげてきます。
お別れの儀の間、遺族や近親者以外の参列者は会場の外で出棺を待ちます。

 

 

■遠波忌  /おんばき

七回忌のことです。

 

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