お葬式の豆知識

サ行

<サ行>のことば

▼サ   ▼シ   ▼ス   ▼セ   ▼ソ

 


■斎員     /さいいん

神道通夜祭、葬儀の場合の世話役係のことをいいます。

 

 

■祭祀     /さいし

神や祖先を祭ることをいいます。
「祭祀財産」とは墓、仏壇、神棚などのことをいい、遺産相続の際に控除されます。
「祭祀主宰者」とは墓などの祭祀財産を管理したり、葬儀の喪主を務めるなど祭祀を行う者のことをいいます。

 

 

■斎主    /さいしゅ

神式の葬儀を執り行う最高位の神官のことをいい、仏式では僧侶、キリスト教では神父や牧師のことをさします。
神式の葬儀は正式には「神葬祭(しんそうさい)」といい、斎場と参列者を清めるため、斎主のお祓いからはじまります。
神式の葬儀に参列する機会は少ない上に、儀式の数が多いため、式が始まる前に配られる作法が書かれたものを確認する、世話役に説明をしてもらうなど細かい配慮が必要です。

 

 

■斎場     /さいじょう

通夜、葬儀・告別式を行う場所や火葬場のことをいいます。
もともと「斎場」ということばは神道で使われていたことばです。
神道ではそのときの必要に応じ、屋外に神社以外の仮設の建物を置き、そこで祭祀や儀式を執り行っていました。
そのような場所のことを「斎場」と呼び、特に葬儀については、死の「けがれ」を神社によせつけないために、故人の自宅で葬儀を執り行っていました。
このような慣例に由来して、葬儀が行われる場所も「斎場」と呼ぶようになりました。
数十年前までは自宅や寺院から葬儀を出し、親戚やご近所の方が手伝うのが通例でした。
最近では近所づきあいも少なくなったことや住宅事情などから自宅で行う葬儀の数は減少し、「○○斎場」という名称で近代的な設備を整えた葬儀施設が増えてきました。

 

 

■祭壇     /さいだん

もともとは、亡くなった方の枕元にろうそくや線香をおくための枕机のことでした。
祭壇の上部にある装飾物は、もともと葬列で使用した「輿(こし)」という柩をはこぶ葬具でした。
祭壇には他にもさまざまな装飾が施されており、地域や宗派によって少しずつ形態は変わりますが、それぞれ意味をもっています。
現在の祭壇の役割は、実質的に使用するものではなく、 装飾や象徴というものに変わってきています。

 

 

■賽の河原          /さいのかわら

冥土にあるとされる河原のことをいいます。
子供たちは河原の石を積み重ねて塔を作ろうとしますが、地獄の番人がやってきて鉄の棒でそれを崩します。
このときに現れて、子供たちを救うのが地蔵菩薩といわれています。

 

 

■榊        /さかき

関東から西に自生する植物のことをいいます。
日本では古来から神に供える神木とされてきました。
榊には「神にささげる木」という意味があり、「人と神の境にある木」、「栄える」ということばが転じて「榊(さかき)」になったといわれています。
「榊(さかき)」をいつお供えするかについて明確な決まりはありませんが、植物である以上、毎日水をかえていつもみずみずしさを保つようにしましょう。
枯れてしまった榊をいつまでも神棚に供えているのはよくありません。
いつも生き生きとした榊をお供えするように心がけましょう。

 

 

■逆さごと /さかさごと

葬儀を行うなかのしきたりで、普段習慣的に行っていることの逆をすることをいいます。
死者の世界ではこの世とは逆のことをすると考えられており、死者の世界とこの世との間に隔たりを持たせ、生きているものを守るために行うしきたりとされています。
死者に足袋を左右逆にはかせる、着物を左前にして着せる、着物の帯を縦結びするなどはすべて「逆さごと」です。
地域によっては火葬場に行く順路を逆にしたり、衣類を逆にして干したりもします。
「逆さごと」のしきたりはその土地の風習によることが多く、仏事というよりも生きているものを守る魔除けの意味合いが強いようです。

 

 

■逆さ水  /さかさみず

「湯灌(ゆかん)」の際、水の中にお湯を入れてぬるま湯をつくることをいいます。
お湯の中に水を入れてぬるま湯をつくるという一般的な方法と逆の手順で行います。
また、ご遺体に湯をかける時も左手で柄杓に水を汲み、足もとから少しずつ身体に向かって掛けていきます。

 

 

■散骨     /さんこつ

遺骨を粉末にして海や山などに撒くことをいいます。
「墓地・埋葬法」では散骨については述べられていませんが、これは禁止されているのではなく、制定当時に「散骨(さんこつ)」という埋葬法が想定されていなかったことによるものです。
法律で禁止しているのは刑法190条ですが、散骨を葬送のための祭祀ととらえ、「節度」をもって行うことにはなんら問題ありません。
ただし、自分の好きな場所などどこでも散骨をしていいというわけではありません。
他人の土地や釣り場などに散骨をして精神的負担をかけた場合、民法の精神的損害賠償の対象となります。
また、自治体によっては散骨をする場所を設定しているところもありますので、事前に確認するようにしましょう。

 

 

■三途の川          /さんずのかわ

人が死にあの世に行く途中、初七日に渡るという川のことをいいます。
「葬頭河(しょうずか)」、「三つ瀬河(みつせがわ)」と呼ばれることもあります。
人は死ねばこの河を越さなければなりませんが、川の瀬に緩急の異なる三途があり、生前に犯した罪の重さによって三途のうちのどれを渡るかが決まるといわれています。

 

 

■三大法会          /さんだいほうえ

2月15日の「涅槃会(ねはんえ)」、4月8日の「灌仏会(かんぶつえ)」、12月8日の「成道会(じょうどうえ)」の総称をいいます。

 

 

■参拝     /さんぱい

神社・寺院・神棚の神・仏を拝むことをいいます。
神棚に参拝するときは、まず手を清め、口をすすぎ、お供えをした後、二礼二拍手一礼をします。

 

 

■三方     /さんぽう

神仏に物を供えるとき用いる、前・左・右の三方に刳形(ひながた)の穴が開けられた台をいいます。

 

▼サ   ▼シ   ▼ス   ▼セ   ▼ソ

 

■仕上げ  /しあげ

関西で葬儀後に関係者を慰労し、その費の支払いをすることをいいます。

 

 

■寺院墓地    /じいんぼち

宗教法人が経営する墓地をいいます。
寺院が墓地を経営することは宗教活動の一環として法律で認められており、墓地を利用するためにはその寺の檀家になるのが前提条件となります。
寺の境内にあるため、墓地の管理も行き届いており、いつでも僧侶に読経をお願いすることができます。
また、永代供養をしてもらいやすくなるなどの理由で昔から多くの需要がある墓地でもあります。
しかし、その寺の墓地を使用するということは檀家になるということですので、宗派の変更やお寺の行事への参加、墓地清掃の参加のほかにも寄付金を求められることもあります。
また、寺によっては石材店を指定しているところがあり、自分の好きなところで墓石を立てられないということもあります。
檀家としてそのお寺とどう付き合うかも含めて寺院墓地のことを考えるのがいいでしょう。

 

 

■死穢     /しえ

死の穢れ(けがれ)のことをいいます。

 

 

■四華花  /しかばな

白い紙に横に細かく切れ目を入れて、細い棒に巻きつけた葬具の一種をいいます。
「四華花(しかばな)」のほか、「四華」、「四花」、「死花」、「紙花」などとさまざまな呼び名があります。
「四華花(しかばな)」ということばは、お釈迦様が亡くなったとき、沙羅双樹(さらそうじゅ)が真っ白な花を咲かせ、釈尊(しゃくそん)のご遺体を覆い尽くしたということに由来していま
す。
お釈迦様の最後の説法は沙羅双樹の下で行われ、この最後の説法をした後に涅槃(ねはん)(悟りの境地)に入られたことから、「四華花(しかばな)」は死者が涅槃に入ったことを表すといわれています。
また、このとき、お釈迦様が北枕でお亡くなりになったことから、死者を北枕で寝かせるようになりました。
昔は、近親者が悲しみを表す「四華花(しかばな)」をもって葬列に参加していましたが、葬列がなくなった今でも「四華花(しかばな)」を供えるしきたりは残っています。

 

 

■式辞     /しきじ

主催者側が代表して行うあいさつのことをいいます。
社葬など、大きな葬儀では「葬儀委員長」が行うあいさつのことをいいます。
「式辞(しきじ)」が個人の社会的業績やその生涯を紹介するのに対し、「弔辞(ちょうじ)」は親しい友人などが故人のことを偲ぶあいさつになっています。
式辞では、自分と故人との関係、故人の業績や社会貢献や歩んできた人生を紹介します。
そして最後に、参列してくれた方々へのお礼のことばを述べます。
式辞は簡潔にし、あまり大げさにならないようします。
また、「重ね重ね」や「たびたび」、「返す返す」など、忌みことばといわれるものは使わないよう気をつけなければなりません。

 

 

■樒        /しきみ

日本に古くから生息する常緑樹のことをいいます。
全体に香りがあり、「香花(こうげ)」という別名でも呼ばれています。
その昔、土葬していたころ、遺体を埋めた墓地を動物に荒らされないようにと、果実に「アニサチン」という猛毒がある樒が植えられました。
墓地に樒を植えたり、樒の枝を墓前に供える風習が今も残っています。
「死者の近くに供えると悪霊がよりつかない」といういわれから、枕飾りのときに「樒(しきみ)」が使われます。
また、樹皮や葉から抹香(粉末状の香)をつくったことから、「抹香の木」とも呼ばれています。
この抹香の香りは死臭を清めるという目的でも使われていました。
抹香は撒いて使われるものでしたが、今では焼香のときに使われています。
「樒(しきみ)」を供花にするのは地域によって異なりますが、特に関西を中心に使用されています。
「樒(しきみ)」を供花とする場合は一対にして贈ります。

 

 

■司祭     /しさい

キリスト教カトリックで典礼を司る神父のことをいいます。

 

 

■四十九日          /しじゅうくにち

死後49日目に行う忌明け法要のことをいいます。
仏教では、ひとつの命が終わったら次の世界で生まれ変わり、それを繰り返すとされています。
四十九日は、次にどの世界に生まれ変わるか、閻魔大王(えんまだいおう)から最終的な審判が下る日とされています。
生まれ変わる世界は「天道」、「人間道」、「修羅道」、「畜生道」、「餓鬼道」、「地獄道」と6つあり、「六道」と呼ばれています。
遺族が故人が善い世界に生まれ変われることを願って行うのがこの「四十九日法要(しじゅうくにちほうよう)」です。
法要には僧侶を招いてお経をあげていただき、準備しておいた塗位牌に「魂入れ」をしていただいて仏壇に納めます。
この日に納骨をする場合は、法要の後で墓地へ出向き、僧侶による納骨式を執り行います。
法要の後は、僧侶や参列者へのお礼の気持ちをこめて食事をふるまいます。
遺族をはじめ、親族・友人・知人が故人を偲び、思い出を語ることが供養になるのです。

 

 

■自然死  /しぜんし

いわゆる老衰、全身の諸臓器が老化して死に至ることをいいます。
外因死が除外され、かつ死因となるべき疾病が見出せなかった遺体に対し、「自然死(しぜんし)」という表現を使います。

 

 

■自然葬  /しぜんそう

遺骨を墓などに納めず、海や山の自然に返す葬送方法の総称をいいます。

 

日本で行われている自然葬は、遺骨を粉末にして撒くもので、「散骨(さんこつ)」として捉えても問題はありません。
自然葬には海や山に散骨する方法のほか、「宇宙葬(うちゅうそう)」や「樹木葬(じゅもくそう)」などがあり、人間を自然の一部と捉え、自然に還すという発想からこのような葬送方法が考えられました。
散骨するにはお骨を粉末化する必要があります。
また、散骨指定区域もありますので、専門業者に依頼するのがいいでしょう。

 

 

■死体検案書      /したいけんあんしょ

診察していた医者がいない、あるいは犯罪死・災害死などの異常死である場合に、警察医(監察医)が遺体を検案して発行する証明書のことをいいます。

 

 

■死装束  /しにしょうぞく

冥土に旅立つときの衣装、ご遺体に着せる衣装のことをいいます。
「経帷子(きょうかたびら)」と呼ばれる白い着物を着て、手には「手甲(てっこう)」、脚には「脚絆(きゃはん)」を着けます。
三途の川の渡し餞といわれる「六文銭(ろくもんせん)」が入った「頭陀袋(ずだぶくろ)」を頭から下げ、さらに「網笠(きぬがさ)」をかぶり、「草履」を履いて、利き腕に「杖」を持つのが伝統的な死装束です。
浄土へ巡礼する修行僧の姿から由来した衣装ですが、宗派による違いもあります。
もともと死装束は、複数の親族の手で縫い目をとめずに縫っていましたが、最近は葬儀社が用意したものを使うのが一般的です。
また、六文銭は、火葬のことを考えて紙製のものが準備されます。
さらに最近では、故人が好きだった着物や洋服を着せるなど、白装束へのこだわりよりも生前の好みを優先させるケースも見られます。

 

 

■死化粧  /しにげしょう

亡くなられた方の髪の毛やお顔を整えるために施す化粧のことをいいます。
男性の場合は髭をそり、女性の場合は口紅などを用いて薄化粧をします。
闘病のために頬がこけている場合は、綿を含ませて頬をふっくらとさせるなどします。
死後硬直が始まってしまうと思うように動かせないため、できるだけ早く丁寧に化粧を施します。
不慮の事故などで遺体の損傷が激しい場合、せめてお別れをするときくらい元気なときの姿で送り出したいという遺族の願いに応え、エンバーミングを施す場合もあります。
エンバーミングによって、まるで眠っているような綺麗な姿になりますが、日本ではまだ技術者の数が少なく、遺族と離れ離れになる時間が増えるというデメリットが目立つ傾向にあります。

 

 

■死に水  /しにみず

人が臨終になったとき、または亡くなったときに、茶碗に入れた水を新しい筆やガーゼに浸し、唇を拭ってやることをいいます。
「末期の水(まつごのみず)」とも呼ばれます。
死に水を取る順序は、肉親から近親者へと続きます。
死者に対する惜別の儀式ですが、昔は死者だけではなく、枕元に集まった近親者もともに水を分かち合ったといいます。
本来は臨終の間際に行われたことですが、今では亡くなられた方に対して行われています。
脱脂綿を箸に巻き、糸で縛ったものに水を含ませ、軽く口元を湿らすように潤します。
地域によっては、脱脂綿のほかに新しい筆や樒(しきみ)、鳥の羽などで死に水を取るところもあります。

 

 

■しのび手          /しのびて

神式の葬儀で音を立てないようにする拍手のことをいいます。
両手が合わさる寸前で止め、決して音がならないようにするのが「しのび手」です。
「二礼二拍手一礼」でしのび手をするのは、仏式の焼香にあたる「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」の後になります。
玉串を捧げたあとに2回礼。
その後2回拍手をしますが、このとき絶対に音を立てないようにします。
再び礼をしますが、この時は深々と礼をし、霊前から下がります。
「手水の作法」、「拝礼の作法」、「玉串奉奠」は神式の葬儀で欠かすことのできない重要な作法です。
葬儀当日、葬儀社が説明したり、書類を配ることもありますが、参列する際にはひと通りの作法を事前に確認しておくのがよいでしょう。

 

 

■偲ぶ会  /しのぶかい

本葬または告別式の代わりにお別れ会のような形で行う会をいいます。
一般的にはホテルなどを利用し、参列者は平服を着用するケースが多いです。

 

 

■死斑     /しはん

死後、皮膚の表面に現れる紫色の痣(あざ)状の変化をいいます。
心臓が停止して血流が止まると、重力に従って血管内の血液は体の下方へ集まります。
毛細血管や細静脈に集まった血液が肉体の低い位置に留まり、変色したものが皮膚の表面に現れることが原因で起こる。

 

 

■死亡診断書      /しぼうしんだんしょ

医師が患者の死亡を判定し、発行する証明書のことをいいます。

 

 

■死亡届  /しぼうとどけ

死亡者の戸籍を抹消するために、市区町村の役所へ提出する届出書類のことをいいます。
「死亡届」の提出先は、死亡者本人の本籍地、死亡地、届出人の現住所地の順で該当するいずれかの市区町村の役所となります。
また、提出期限は、日本国内で死亡した場合は7日以内、日本国外で死亡した場合はその事実を知った日から3ヶ月以内となっています。

 

 

■市民葬  /しみんそう

自治体と葬儀社が協力し、葬儀社に直接依頼するよりも安い価格でお葬式を挙げられるようにつくられた制度のことをいいます。
市民葬を利用するには、その地域に居住していることが条件になります。
収入に関しての制限はありませんが、自治体が指定した葬儀社を利用すること、公民館など自治体の指定した場所で葬儀を行うことなどの規定があります。
また、市民葬におけるサービスの内容、プランに含まれる内容は各自治体によって違いますので確認しましょう。

 

 

■注連縄・標縄・七五三縄  /しめなわ

神前や神事の場に張りめぐらせ、神聖な場所と不浄な俗世間とを区別する大きな縄のことをいいます。

 

 

■釈迦     /しゃか

仏教の開祖で、姓はゴーダマ、名はシッダルタ。
サンスクリット語で「シャーキャ族の聖者」という意味の尊称を音写した「釈迦牟尼(しゃかむに)」を略した呼び方です。

 

 

■釈号     /しゃくごう

浄土真宗で「法名(ほうみょう)」の上につける文字のことです。
男性は「釈(しゃく)」のあとに2文字つけて「釈○○」、女性は「釈尼(しゃくに)」のあとに2文字つけて「釈尼○○」とするのが一般的で、他の宗派で位階をあらわす「居士(こじ)」や「大姉(だいし)」などの称号は用いません。

 

 

■錫杖     /しゃくじょう

修行僧・修験者が野山を巡業する時に持ち歩く木製の杖のことをいいます。
猛禽や毒虫などの害から逃れるために、「錫杖(しゃうじょう)」をゆすって音を立てながら歩きます。
錫杖は常に浄手(右手)に持ち不浄手(左手)に持つことを禁止されています。

 

 

■洒水忌  /しゃすいき

三十七日のことをいいます。

 

 

■社葬     /しゃそう

その会社にとって大きな業績を残した人が亡くなったときに、会社が費用を出し、会社が主体となって執り行う葬儀のことをいいます。
会社の取引先や、各界の関係者や参列する人が広範囲になるため、葬儀自体が大規模なものになります。
ある意味、会社をアピールする場にもなるため、会社自体の評価に関わる重要な「イベント」であることを意識し、しっかりとした社葬を執り行いましょう。
会社の社長、会長、会社の創設者、役員などのほか、会社に大きく貢献し、業績を残した社員、社命に関わる業務遂行中に殉職した社員などが「社葬」の対象になります。
ただし、生前の地位や貢献度によって社葬の規模や会社の費用の負担額が変わってきます。
社葬は、近親者のみで密葬を終えた後に行われます。
会社側は、遺族の意向をくみながら社葬の準備を始めます。
外部への通知は、遅くとも社葬が行われる2週間前までには連絡しておく必要があります。

 

 

■舎利     /しゃり

遺骨のことをいいます。
特に、釈迦の遺骨をさして「仏舎利(ぶっしゃり)」といい、その遺骨は中インドの八ヶ所に分骨して納められ、遺徳を偲ぶ舎利塔が建てられました。

 

 

■収骨     /しゅうこつ

火葬後の遺骨を箸で拾い、骨壷に納める儀式のことをいいます。
骨上げとも呼ばれます。

 

 

■宗旨     /しゅうし

宗教の教えの中心となる基本理念のことをいいます。
同じ宗教の中でも細分された教義によって分かれたものが「宗派(しゅうは)」と呼ばれます。
お墓を購入する際、購入条件の中に「宗旨・宗派を問わず」というような内容が書かれていることがあります。
これは、どのような宗教でも問題はないということを意味しており、公営墓地など募集のときによくみられます。

 

 

■出棺     /しゅっかん

葬儀が終わり、火葬に向けて柩に安置された遺体を送り出すことをいいます。
出棺の際には、6人くらいの男性の手で柩を運びます。
このとき柩は足元から出すようにします。
まず、喪主が先頭を歩き、その後を遺族、柩の順番で進み、霊柩車に乗せるときも足元から乗せるようにします。
遺族が横一列に並び、喪主あいさつを済ませ、火葬場へと出発します。
火葬場へ同行しない人は合掌をして見送ります。

 

 

■須弥壇  /しゅみだん

須弥山をかたどった壇で、中程が細い台座になった仏像や宮殿を安置する土台になる壇をいいます。

 

 

■樹木葬  /じゅもくそう

墓地として認可されている山林に遺骨を埋葬し、墓石のかわりに樹木を墓標にするという葬送方法のことをいいます。
「自然に還る」という意味では散骨と同じですが、樹木葬の場合、散骨のように粉末にする必要はありません。
遺骨は骨壷に入れず、土を1mほど掘ったところにそのまま埋葬して土に還します。
また、樹木葬は墓石を建てないため、費用もそれほどかかることはありません。
個人使用なら永代使用料として1区画50万円、合同なら10万円から20万円程度です。
墓標になる樹木は山林から選びます。
またその土地で自生できるのであれば、自分で樹木を持ちこんでもかまいませんが、別料金になることもあります。

 

 

■焼香     /しょうこう

仏式の葬儀において、香をたくことで心身を浄化し、亡くなった方の冥福を祈るための作法をいいます。
焼香の回数は宗派によって異なりますが、3回というのは「三宝(さんぼう)(仏・法・僧)」に捧げるためや、「三毒(貪り、怒り、愚痴)」の煩悩をひとつずつ消していくためだといわれています。
ただし、会葬人数が多い場合は1回焼香もありますので、事前に進行のもの注意を聞いておく必要があります。
遺族、僧侶に一礼し、焼香台へと進みます。
遺影に向って一礼をし、親指・人差し指・中指で香をつまみ、軽く頭を下げ、額の辺りまで指でつまんだ香をもっていくのが基本的な焼香の作法です。
香をつまんで額の辺りにもっていくことを「押し頂く(おしいただく)」といいますが、これをしない宗派もあります。
指をこすり合わせるようにして香を落とし、遺影に向かって合掌。
遺族、僧侶に一礼をし、自分の席に戻ります。

 

 

■焼香順序          /しょうこうじゅんじょ

焼香をする順序のことです。
血縁の濃い順に行うのが一般的です。
例えば、一家の主がなくなった場合には、~喪主(未亡人または長男)~姓の同じ子供~姓の替わった子供~故人の父母~故人の配偶者の父母~故人の孫~故人の兄弟姉妹~故人の配偶者の兄弟姉妹~故人の叔父叔母~故人の配偶者の叔父叔母~故人の甥姪の順になります。
なお、夫婦は同時に行いますが、喪主が長男の場合、~長男~未亡人~長男の妻…と続きます。
また、故人と一緒に住んでいた孫は、故人の子供と同時に焼香するのが一般的です。

 

 

■焼骨     /しょうこつ

故人を火葬し、焼かれて残った骨のことをいいます。

 

 

■荘厳     /しょうごん

「天蓋(てんがい)」、「幢幡(どうばん)」で仏像・仏堂を飾ることをいいます。
浄土を現わす極彩色の飾り物によって、聖なる空間を作り出します。

 

 

■精進落とし        /しょうじんおとし

四十九日まで肉や魚を使わない精進料理を食べていた遺族が、四十九日の忌明けを過ぎて普段の食事に戻すことをいいます。
元々は「殺生の戒をおかさないように」という仏教の教えから、遺族は49日間、肉や魚を食べることを避け、故人の供養を行っていました。
今は、僧侶や世話役、参列者の労をねぎらうという形で葬儀当日に行われることも多くなっています。
また、料理に関しても肉や魚を使用しており、本来の精進落としの意味とは少し形が変わってきています。
遠方からの参列者も多く、四十九日に再度来てもらうのは大変だという気持ちもあり、葬儀当日に行われることが増えてきたようです。
精進落としでは、喪主のあいさつからはじまり、遺族が席を回ってひとりひとりにお礼をいいます。
1~2時間ほど経ったところで喪主のあいさつがあり、終了となります。

 

 

■精進料理          /しょうじんりょうり

魚や肉など動物性の材料を用いず、野菜、豆、穀類など植物性の材料を工夫して調理した料理のことをいいます。
「精進(しょうじん)」とは一心に仏道修行に励むという意味です。
また、仏教では殺生を禁じているため、肉食ができません。
美食を戒め、粗食であれという行として、僧侶の食事は精進料理が基本になっています。

 

 

■祥月命日          /しょうつきめいにち

一周忌以降の亡くなった日と同じ日(命日)のことをいいます。
一周忌や三回忌などの「年忌法要」はこの祥月命日に行うもので、年忌法要にあたる年の祥月命日に親族などを呼んで年忌法要をします。
年忌法要は、1年、3年、7年、13年、17年、23年、27年、33年というように3と7のつく年に年忌を行います。
三十三回忌を最後にして、それ以降は「先祖代々」として先祖と一緒に供養します。

 

 

■浄土宗  /じょうどしゅう

法然(ほうねん)を宗祖として、阿弥陀如来(あみだにょらい)を本尊とする宗派のことです。
浄土宗は、極楽浄土に往生し、そこで阿弥陀如来の説法を聞いて仏になることができるとし、極楽浄土は西方十万億土のかなたにあるとしています。
法然上人(ほうねんしょうにん)は、「極楽浄土に往生」するためには阿弥陀如来に帰依し、「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」を一心に唱えることが大切だと説いています。
次の世で仏になることもできるし、再び人間となって人々を救うこともできるというのが浄土宗の教えです。
浄土宗の戒名(かいみょう)は、生前に「五重相伝(ごじゅうそうでん)」を受け、院号、誉号(よごう)戒名をつけ、男性には「禅定門(ぜんじょうもん)」が、女性には「禅定尼(ぜんていに)」がつけられます。
仏壇は、中央にご本尊である阿弥陀如来を置き、向かって右に観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)、左に勢至菩薩(せいしぼさつ)を配置します。
仏壇の前に戸張を配置する場合もありますが、地域によって異なります。

 

 

■浄土真宗          /じょうどしんしゅう

親鸞聖人(しんらんしょうにん)を宗祖とし、阿弥陀如来(あみだにょらい)を本尊とする宗派のことです。
「阿弥陀如来に帰依すると決めたときから誰もが仏になれることを約束された」というのが浄土真宗の教えで、仏になることを願って念仏を唱えるのではなく、仏になれたことへの感謝を阿弥陀如来に捧げるために念仏を唱えます。
浄土真宗も「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と唱えますが、これは、「私は阿弥陀仏を心から信じ、敬います」ということを念仏として唱えています。
浄土真宗では受戒がないので、戒名(かいみょう)ではなく「法名(ほうみょう)」をいただくことになります。
法名の前には、お釈迦様の弟子であるという意味の「釈(しゃく)」をつけます。
女性の場合は「釈尼(しゃくに)」をつけます。
仏壇は本尊を真ん中に置き、右に十字名号、左に九字名号の脇掛けを配置します。

 

 

■聖霊会  /しょうりょうえ

奈良の法隆寺、大阪の四天王寺など聖徳太子と縁のある寺院で行われている聖徳太子の霊を祀る法会のことをいいます。
「太子会(たいしえ)」とも呼ばれています。
法隆寺では3月22日、四天王寺では4月22日に行われています。

 

 

■精霊棚  /しょうりょうだな

お盆に先祖を迎えるために設ける祭壇のことをいいます。
「盆棚(ぼんだな)」とも呼ばれます。
仏壇の扉を開けた状態で、仏壇の前に精霊棚を設置します。
位牌を仏壇から取り出し、精霊棚の中央に置きます。
精霊棚の飾り方は、小机の上に「真菰(まこも)」というイネ科の植物で作ったゴザを敷き、青竹を四隅に立てて、上部に縄を張り巡らし、縄部分にそうめん、昆布、ほおずきをつるします。
小机には香、灯明、水、果物、野菜、団子など、故人が好きだったものをお供えします。
それらと一緒にきゅうりの馬と茄子の牛をお供えします。
きゅうりの馬、茄子の牛は、先祖の霊に向けて「帰ってくる時は馬に乗って早く帰ってきてください」「お帰りになる時は牛に揺られてゆっくりとお帰りください」という意味をもって供えられています。

 

 

■初七日  /しょなのか

亡くなった当日から数えて7日目のことをいいます。
この日に行われる法要を「初七日法要」といいます。
人の魂は、7日ごとに7回の審判を受けて次の世界に生まれ変わるといわれています。
亡くなった方が善い世界へ旅立てるように、生まれ変われるようにと祈り、この世にいる私たちが執り行う法要です。
「初七日」は、故人が「三途の川」を渡る日とされています。
「三途」というのは、「橋を渡る」、「浅瀬を渡る」、「深いところを苦労して渡る」という、向こう岸(あの世)に辿り着くための3種類の方法のことをさしています。
故人が橋を渡って、苦労せずあの世へいけるように祈り法要を行うものです。
葬儀、告別式が終わった時点で亡くなってからすでに3~4日経過しています。
そうなると、初七日法要のために、葬儀が終了した3日後くらいに再び集まってもらわなければならず、最近は葬儀・告別式の当日に「繰り上げ法要」という形で初七日法要をするのが一般的です。

 

 

■白木位牌      /しらきいはい

葬儀の間、祭壇に飾る位牌のことをいいます。
葬儀の基本プランに含まれていますので改めて準備する必要はありません。
白木位牌は、もともと「野辺送り」のときにお墓に持っていく位牌で、四十九日の忌明けまで使う仮の位牌と考えられています。
「野辺送り」とは、昔、土葬をしていたころ、遺族や親しい人たちが埋葬地まで柩を運ぶ参列のことで、先頭の喪主が手にしていたことから「野辺位牌」とも呼ばれています。
白木位牌は忌明け法要のときに、魂抜きをしていただき、お寺に納めます。
仮位牌といえども、それまで故人の霊を祀っていた大切な位牌ですので丁寧に扱いましょう。

 

 

■白木祭壇          /しらきさいだん

ひな壇のように段を組み、その上に写真台や位牌台などを配置する、白木で作られた昔ながらの祭壇です。
白木祭壇が広く普及したのは昭和に入ってからです。
火葬が主流になり、葬儀のあり方が変わり、それまで主流だった葬送方法の「野辺送り」は姿を消してしまいました。
白木祭壇は、野辺送りの頃に使われていた道具と経典からのいわれをもとに作られたものです。
祭壇最上部にある「輿(こし)」は、野辺送りのときに使っていた棺を入れる「輿」をあらわしたものです。
「四華花(しかばな)」は、お釈迦様の入滅のときに咲いたといわれる真っ白な沙羅双樹(さらそうじゅ)をあらわしており、野辺送りにも欠かさず使われていました。
「六灯(ろくちょう)」は夜に行われることが多かった葬列に必要だったちょうちんの灯かりだったことと、生まれ変わりの「六道輪廻(ろくどうりんね)」に由来しています。
「須弥壇(しゅみだん)」はインドの世界観をあらわし、世界の中心と考えられている神聖な山「須弥山(しゅみせん)」に由来しています。
お寺では、この「須弥壇(しゅみだん)」の上にご本尊を置き、荘厳(しょうごん)します。

 

 

■白張り提灯       /しらはりちょうちん

お盆提灯の一種で、絵柄のない白い提灯のことをいいます。
新盆のために用いるもので、地方によってはそれに戒名を書くこともあります。

 

 

■真言宗  /しんごんしゅう

空海(くうかい)によって開祖され、大日如来を本尊とした宗派です。
「真言密教」ともいい、分派が多いことも特徴です。
空海は中国へ渡来して「密教」の実践を学び、日本に戻って真言宗を開きました。
真言宗は、「身口意の三密修行(しんくいのさんみつしゅぎょう)」という密教の修行を実践することにより、誰でもすぐに仏になれる「即身成仏(そくしんじょうぶつ)」を教義としています。
三密(さんみつ)とは、「身密(身体の修行)、口密(ことばの修行)、意密(心の修行」の3つでできています。
位牌の戒名の上に刻まれる梵字は「ア」で、故人の霊が即身成仏したことで大日如来をあらわしています。
墓石にもこの梵字を刻みます。
白木位牌のときは、上に「新円寂」、一番下に「霊位」をつけます。
仏壇の祀りかたは、中央に本尊である大日如来を置き、各分派により違いはありますが、左右には弘法大師や観世音菩薩を配置します。
日常のお勤めには「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」を唱えます。

 

 

■信士     /しんじ

男性の戒名の最後につけられることばで、地位や性格を表す位号の1つです。
女性の場合は「信女(しんにょ)」がつけられます。
仏教に帰依した信者であるという意味があるといわれ、一般に、浄土宗、真言宗、臨済宗、天台宗、曹洞宗、日蓮宗において、信士、信女の位号が使われます。

 

 

■神饌    /しんせん

神道において、神に奉納する食物や水の総称をいいます(=御饌(みけ))。
神様に献上するお食事のことです。
お供えした「御饌(しんせん)」は、神の恩恵を賜ったものとして後からいただきます。
家にある神棚に供えた食物や水も「御饌」ですので、神棚からさげた後、ありがたくいただきます。

 

 

■親族     /しんぞく

親子関係による血族関係と、婚姻関係による婚族の総称です。
民法では、六親等内の血族、三親等以内の婚族、および配偶者を一括して親族といいます。

 

 

■神葬祭  /しんそうさい

神道の葬儀の際に行う葬儀・告別式のことをいいます(=葬場祭)。

 

 

■寝台車  /しんだいしゃ

病人や高齢者をストレッチャに載せたまま移送できる車のことをいうのが一般的ですが、病院等で亡くなった場合などに、ご遺体を自宅等に移送するための車のことをいいます。

 

 

■神道     /しんとう

日本の民族信仰として伝えられたもので、「天照大神(あまてらすおおみかみ)」をはじめ、国家的・民族的な基礎を持つ神々を祭り、その教えを尊ぶ信仰です。
神道の葬儀である「神葬祭(しんそうさい)」は日本書紀に記されており、日本古来の葬法だといえます。
日本の神道に大きな変化があらわれたのは仏教伝来以降です。
江戸時代の神官であった中西直方が「日の本に生まれ出にし益人(ますびと)は神より出でて神に入るなり」と詠っており、「祖先の神々より出た者は、やがて祖先の神々の元へ帰っていく」という意味です。
これは、人が死ぬとその霊魂は祖先である神々の元に迎えられ、家族の守護神となると考えられていることに起因します。
このような神道の死生の観点からいうと、「ご冥福を祈ります」などはふさわしくないことばとなります。

 

 

■信女     /しんにょ

女性の戒名の最後につけられることばで、地位や性格を表す位号の1つです。
男性の場合は「信士(しんじ)」がつけられます。
仏教に帰依した信者であるという意味があるといわれ、一般に、浄土宗、真言宗、臨済宗、天台宗、曹洞宗、日蓮宗において、信士、信女の位号が使われます。

 

▼サ   ▼シ   ▼ス   ▼セ   ▼ソ

 

■水葬     /すいそう

海水中に遺体を沈める葬法のことをいいます。

 

▼サ   ▼シ   ▼ス   ▼セ   ▼ソ

 

■生花祭壇 /せいかさいだん

白木祭壇を使用せず、遺影を囲むように生花をアレンジした祭壇のことをいいます。
宗教色が濃くない祭壇になるため、ホテル葬や社葬のほか、アットホームな家族葬などでよく使われます。
生花祭壇のメリットはオリジナル性が高いことです。
祭壇を設置しないため、葬儀会場に限らず、自宅でも棺を置くスペースがあれば、綺麗な生花で囲まれた葬儀を挙げることができます。
費用の面においても生花の値段だけと非常にわかり安い明細になります。
また、生花祭壇は、家族葬から社葬まで参列者の人数規模に合わせて対応できるほか、故人が大好きだった生花を飾って最後のお別れができることが大きなメリットです。

 

 

■聖餐式 /せいさんしき

イエス・キリストの最後の晩餐に由来するキリスト教の儀式です。
洗礼式とともに、教会で最も重視されている典礼・儀式のひとつで、「ミサ」とも呼ばれます。
神の創造とキリストの恩寵(おんちょう)に対する「感謝の礼拝」という意味があり、カトリックでは「ことばの典礼」と 「感謝の典礼」が行われ、パンとブドウ酒の奉納のあと、聖体を参列者に授けます。
プロテスタントでは、牧師が病人にパンとブドウ酒を与え、天国に召されるように祈るものとなります。

 

 

■清拭 /せいしき

病院等で亡くなった方に対し、アルコールを含ませたガーゼなどで体を清める等の衛生上の処置をいいます。

 

 

■聖水 /せいすい

教会で祈りを捧げた水のことをいいます。
キリスト教の葬儀の際、司祭は、献香もしくは聖水による撤水を行います。

 

 

■生饌 /せいせん

神道の葬儀の際、神前に供える食べ物(饌)のうち、洗米など未調理の食べ物のことをいいます。

 

 

■生前契約 /せいぜんけいやく

葬儀あるいは死後の処置について、本人が予め内容や支払い方法を定め、事業者(葬儀社)と契約しておくことをいいます。

 

 

■生前準備 /せいぜんじゅんび

葬儀など死後のことについて、生前に自分で準備することをいいます。
遺影の準備や、エンディングノートを書いておくことなどがあります。

 

 

■生前予約 /せいぜんよやく

自分の葬儀の内容や費用などについて生前に予約しておくことをいいます。
自分の最後は自分らしく、 残された家族に迷惑をかけたくないといった考えから、近年、増加傾向にあります。

 

 

■生前葬 /せいぜんそう

本人が生きているうちに、本人主催で執り行う葬儀のことをいいます。
本人が自分の人生を振り返りながら、お世話になった人たちに感謝の意味をこめて行います。
「生前葬(せいぜんそう)」というよりも「生きているうちに行う告別式」というほうが適正かもしれません。
生前葬は、斎場などではなく、ホテルなど宗教色を感じることが少ない場所で行うのが一般的です。
生前葬はまだ浸透していない葬儀スタイルで、招待される側も戸惑うことが多いため、あらかじめ「生前葬」を行うことを伝えておくようにしましょう。
招待客にとっては、香典や服装はどうすればよいのか、亡くなったときの葬儀はどうなるのかなどの疑問や不安があります。
できるだけ心配をかけないように生前葬の詳しい内容をあらかじめ伝えておきましょう。
生前葬は、本人の挨拶から始まり、来賓の挨拶、友人のスピーチなどのあと、写真やビデオを使って自分の人生を振り返るものになります。
そして最後に、周囲で支えてくれる人たちへの感謝を述べて締めくくります。
ほとんど食事をしながらの歓談になるため、料理、花、音楽などの演出はすべて自分で考えます。
自分の人生はこのように素敵だったと振り返るのが生前葬です。

 

 

■聖体拝受 /せいたいはいじゅ

イエス・キリストの血と肉を象徴するブドウ酒とパンを、信者会衆に分かつ儀式のことをいいます。

 

 

■施餓鬼 /せがき

仏教における法会のひとつで、「施餓鬼会(せがきえ)」の略称です。
地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天の6つを「六道世界」といい、生前に欲深い行いばかりしていたものは「餓鬼道(がきどう)」に落ちるといわれています。
餓鬼道に落ちたものは、食べ物がすべて燃えてしまって口にすることができず、やせこけているのにお腹だけ膨らんだ非常に恐ろしい姿になってしまいます。
「施餓鬼(せがき)」は、そんな餓鬼道に落ちてしまった人々のために、今生きている私たちが善行をおこない、仏様の慈悲の力を持って浄土へ導いてもらうための供養です。
「施餓鬼(せがき)」では、僧侶の読経回向、水、食べ物で供養をします。
家族で食べ物のありがたさを見直す機会としてもよいでしょう。

 

 

■施餓鬼会 /せがきえ

清浄な地や水に食べ物を投げ捨て、悪道に落ちて飢えに苦しんでいる衆生や餓鬼に施す仏教における法会のひとつです。
「 施食会 (せじきえ) 」とも呼ばれます。
本来、施餓鬼会の期日は定められていませんが、お寺の年中行事のひとつとして、お盆の頃におこなわれることが多くなっています

 

 

■席次 /せきじ

葬儀や通夜で座る順番のことをいいます。
席次が決まっているのは、通夜式、葬儀式、告別式です。
通夜式の場合は、祭壇に向かって右側が遺族の席となり、喪主をはじめに血縁の濃い順に座ります。
左側には葬儀委員長や世話役が座ります。
一般弔問客の席順は特に決まっていません。
葬儀式、告別式は通夜式と同じ席順になりますが、左側の一般弔問客の席順は、世話役代表、友人・知人、会社関係者となります。
葬儀式、告別式は着席順がそのまま焼香順になります。

 

 

■施行 /せこう

葬儀を執り行うことをいいます。

 

 

■施主 /せしゅ

葬儀の費用負担や運営の責任を持つ人のことをいいます。
ほとんどの葬儀では喪主と施主が同一人物になります、喪主が未成年や高齢者の場合は、喪主と施主を別にすることがあります。
また、社葬の場合は、費用を負担する会社側が施主になり、遺族側が喪主になります。

 

 

■殺生 /せっしょう

生命のあるものを殺すことをいいます。
在家の仏教徒としての根本的行動指針、徳目である「五戒(ごかい)」では、最大の罪として「不殺生戒(ふせっしょうかい)」を第一条に挙げています。
人間を殺すことを「大殺生戒」、人間以外の生き物を故意に殺すことを「小殺生戒」といって区別しています。

 

 

■世話役 /せわやく

遺族が弔問に訪れる人に対してしっかりと対応できるよう、さまざまな雑用を分担して引き受け、葬儀の運営を助けてくれる人のことをいいます。
世話役は、葬儀に関する経費のすべてを出納する係、受付や僧侶・弔問客会葬者を接待する係、必要な品をそろえる係、道案内や交通整理をする係、通夜や葬儀の司会進行をする係などに分けられています。
世話役をとりまとめる世話役代表は、遺族が葬儀社と打ち合わせをするときにも同席します。
各係に指示を出し、通夜、葬儀が滞りなく進行するようにつとめます。
また、葬儀費用は税金の控除対象になりますので、支払った費用の領収書は必ず受取り、すべて残しておく必要があります。

 

 

■遷化 /せんか

本来は、この世の教化の縁(えにし)が尽き、菩薩が他の国土の教化に移ることを指しますが、最近は高僧の死を指すことが多くなっています。

 

 

■線香 /せんこう

葬儀や法事の際、仏壇や墓地で焚く線状のお香のことをいいます。

 

 

■遷霊祭 /せんれいさい

故人の御霊を遺体から「霊璽(れいじ)」に遷し留めるための神道の儀式です。
「御霊遷し(みたまうつし)」とも呼ばれます。
「霊璽(れいじ)」は仏式の位牌にあたるもので、白木の「みしるし」に故人の姓名、享年などが書かれます。
神道では、仏式の通夜にあたる儀式として「通夜祭(つやさい)」と「遷霊祭(せんれいさい)」があります。
本来別々の儀式ですが、現在では通夜祭の日に同時に行われ、この2つの儀式を合わせて通夜祭と呼ぶこともあります。
「遷霊祭(せんれいさい)」は通夜祭に続いて行われ、式場の明かりを消した中で「霊璽(れいじ)」を柩に向けながら、斎主が「遷霊詞(せんれいし)」を唱えます。
霊魂が遷霊した霊璽を「仮霊舎(かりのみたまや)」に安置し、式場の明かりをつけます。

 

▼サ   ▼シ   ▼ス   ▼セ   ▼ソ

 

■葬儀 /そうぎ

「葬送儀礼(そうそうぎれい)」の略で、看取り・納棺・通夜・葬儀・告別式・火葬・納骨・四十九日などと続く、 死者を葬る一連の儀式をいいます。

 

 

葬儀委員長 /そうぎいいんちょう

社葬や団体葬、合同葬を執り行う際に、葬儀を主催・運営する最高責任者のことをいいます。
社葬の場合、社員の葬儀であれば、社長が葬儀委員長を務めます。
現職社長の葬儀であれば、後任の社長が葬儀委員長を務めます。
焼香が無事に終わり、僧侶の退席を全員でお見送りをした後、葬儀委員長の挨拶があります。
遺族は葬儀委員長と同じ立場になるため、葬儀委員長の後ろに並びます。
今は、社葬(団体葬)において、会社が選任した代表者を葬儀委員長と呼びますが、以前は、個人の葬儀にも葬儀委員長がいました。
以前は葬儀を自宅で行うのが一般的でしたので、寺院や火葬の手配、会計や精進料理の準備などは隣近所が協力しておこなっていました。
そこで、隣近所のことをよく知っている町内会長が葬儀委員長を務めていたのです。
地域によっては、今でも町内会長を葬儀委員長にたてるところがあります。

 

 

■葬儀式 /そうぎしき

亡くなった方の冥福を祈るために、遺族や親族が営む弔い(とむらい)の儀式のことをいいます。
現在はほとんどが、葬儀式と告別式を同時に執り行っています。
しかし、正式には「告別式」は亡くなった方の友人・知人とのお別れの儀式になります。
葬儀の基本になっているのは「葬儀式」であり、寺院、自宅、葬儀会場などでおこなわれます。
僧侶による読経ではじまり、全員による焼香で、亡くなった方の冥福を心から祈ります。

 

 

■葬儀社 /そうぎしゃ

葬儀サービスを提供する事業者のことをいいます。
狭義には専門業者をさしますが、広義には葬儀を取り扱う業者全般(=葬祭業者)に対して使われます。

 

 

■葬具 /そうぐ

葬儀や葬式で用いる道具全般のことをいいます。
金具を用いない、白木の木工製品や紙製品となります。

 

 

■喪家 /そうけ

葬儀を執り行うご家族のことをいいます。

 

 

■葬祭業者 /そうそうぎょうしゃ

葬儀サービスを取り扱う業者全般のことをいいます(=葬儀社)。

 

 

■葬場祭 /そうじょうさい

神道の葬儀の際に行う葬儀・告別式のことをいいます(=神葬祭)。

 

 

■曹洞宗 /そうとうしゅう

道元(どうげん)を開祖とする「南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)」をご本尊とする宗派です。
曹洞宗では修行の基本を「坐禅(ざぜん)」としています。
ただひたすら坐禅を組むことをとても重要なことと考え、坐禅の心と姿で生きていく「即身是仏(そくしんぜぶつ)」としてその教えを説いています。
曹洞宗の戒名には特別な決まりはありませんが、墓石の上部に「円相(えんそう)」という丸い円を彫ったり、「南無釈迦牟尼仏」と墓石に刻むこともあります。
仏壇には、中央にご本尊、右側に高祖「承陽大師(しょうようだいし)道元禅師」をまつり、左側には太祖「常済大師(じょうさいだいし)瑩山(けいざん)禅師」をまつります。
そして般若心経を唱えます。

 

 

■葬列 /そうれつ

故人を火葬場や墓地に運ぶために、遺族や会葬者が組む行列のことをいいます(=野辺の送り)。

 

 

■即日返し /そくじつがえし

葬儀当日にお渡しする香典返しのことをいいます。

 

 

■粗供養品 /そくようひん

葬儀の際、遺族側が会葬者の焼香のあと、謝意をあらわすために渡す品のことをいいます(=返礼品)。

 

 

■卒哭忌 /そっこっき
死亡くなってからちょうど100日目に行う年忌法要のことをいいます(=百か日法要)。

 

 

■卒塔婆 /そとうば
お墓の後ろに立てかけてある、梵字や戒名などが書かれた1~2mほどの細長い木の板のことをいいます。
卒塔婆自体が供養のために建てられるもので、故人の年忌や盂蘭盆会(うらぼんえ)、彼岸(ひがん)などの供養に合わせて新調します。

 

 

■その場返し /そのばがえし

葬儀にかかわった方々に謝意をあらわし、振る舞う返礼品のことをいいます(=即日返し)。

 

 

■祖霊 /それい

祖先、先祖の御霊のことをいいます。

 

 

■祖霊祭 /それいさい

10年おきに五十年祭まで行う、祖霊(それい)を祭る神道の儀式をいいます。

 

 

■尊厳死 /そんげんし

有効な治療回復の見込みがないとき、延命措置を取らずに自然な死を迎えることをいいます。

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